2007/12/27

虫歯

子供は大人に比べて歯がやわらかく、完成されていないので、むし歯のリスクはかなり高くなります。
そして乳歯の虫歯は永久歯に影響を与えます。
また乳歯の虫歯は永久歯の虫歯と比べて進行が早く、痛みが出にくい傾向があります。
乳歯の虫歯をしっかりと治療しておくことは、将来永久歯が正常に生えてくるかどうかにも、大きく影響します。
1~2歳にかけては上の前歯が2~3歳は奥歯のかみあわせの溝、4歳頃はいちばん奥とその手前の奥歯の接している部分が虫歯になりやすいところです。
糸切り歯(犬歯)の後ろに生えている歯を、臼歯(六歳臼歯)といいます。
臼歯は、食物をすりつぶす、噛む、砕くなどの働きをします。
てっぺんにたくさんのきざキザした溝がはいっているため歯垢もつきやすいので虫歯になりやすいです。
これがしっかりしていないと、満足な食事ができず、栄養の摂取や成長に問題が生じます。
また、永久歯は、この六歳臼歯を生える場所の基準として生えてきますから、途中で虫歯になって抜けたりすると、他の歯の歯並びがおかしくなります。
きれいな歯並びの永久歯に育てたければ、この歯を虫歯から守ることが大事です。
六歳臼歯が生え始めたころの子供は、成長が激しいこともあって食事以外にも食べ物を口にする機会多く、しかも甘いものをほしがる時期でもあります。
食物には、多くの糖分が含まれており、パンや牛乳でさえも虫歯を引き起こす糖分が入っています。
食べたものは、生えたての臼歯の溝につまり、歯磨きもヘタなためそこから虫歯が始まってしまいがちです。
乳歯の虫歯をしっかりと治療しておくことは、将来永久歯が正常に生えてくるかどうかにも、大きく影響します。
柔らかく毛の多い歯ブラシで注意深くきれいにしてあげるか、食事ごとに、きれいに歯を拭ってあげることにより、虫歯を避けることができます。
仕上げ磨きをするときに、歯の表面が白っぽくなっていないか、黒くシミになっていないか、歯の溝が黄色くなっていないかなど観察するようにします。
このような兆候は虫歯の始まりですから、この時点で受診されるとあまり削らず治療が簡単です。
歯磨きを習慣にし、仕上げ磨きをします。
おやつは砂糖を使わないものを選び、就寝前に食べたり飲んだりする癖をつけないようにします。
またよく耳にするのは親子(家族)感染ということです。
虫歯(歯周病もですが)は主にだ液による感染症ということです。
子どもが小さなうちはつい大人は自分のお箸などでそのまま子どもの口へ食べ物を食べさせたりということがありますがそのときに食べ物と一緒にだ液中の細菌まで子どもの口の中へ運んでしまうということが言われています。
定期的に受診し、歯と口のチェックを受けます。