【水いぼ】
いぼ直径1~3mmくらいの白いぼが、胸・わきの下・肘・ひざなどに出来ます。
●原因
水いぼ(伝染性軟属腫)ウイルスによって感染します。
●症状
ごく小さな発疹がでます。
しばらくすると大きくなり、真ん中にくぼみができます。
いぼが破れて中のウィルスが飛び散るとそれに触れたほかの皮膚や他人に移ります。
感染力は非常に弱いのですが、アトピーなどで皮膚が傷つき易い人には感染し易いといわれています。
●治療
放っておいても数ヶ月から1年くらいで、免疫がつき自然に治ります。
プールなどで感染すると言われていましたが、同じプールに入っただけでは感染はしないようです。
学校保健法施行規則が一部改正され、「水イボ」は単に「通常登園停止の措置は必要ないと考えられる伝染病」とされたのみならず、「原則としてプールを禁止する必要はない」ということも公に認められています。
【いぼ】
全身どこにでもでき、小さなブツブツがかたまってできます。
●原因
ヒト乳頭腫ウイルスに感染するとできるいぼです。
とくに手や足にできることが多く、ひじやひざのようなこすれやすい場所にもできます。
1個だけでなく、何個か集まってできますが、伝染力は強くありません。
●治療
自然に治ることもありますが、広がらないうちに皮膚科で取るのがよいかと思います。
治療として多いのが、液体窒素でいぼを凍らせて取るものです。
凍らせると翌日にかけて、水ぶくれになり、1週間から10日たつと乾燥してきて、その後かさぶたになってはがれ落ちます。
1回で取れない場合は、繰り返して治療します。
◇我が家の場合◇
ウイルス感染のいぼは市販のいぼを取り除く治療薬では治りませんし、症状が悪化する場合もあります。
娘の指にもこのタイプのいぼができ、素人判断で市販のいぼとりの薬を使ってしまい、病状を長引かせてしまいました。
受診し液体窒素で取りましたが、1回では治らず、再発しないようにと結局3回治療しました。