初夏から夏にかけて、子供に多い感染力の強い皮膚病です。
●原因
あせもや湿疹、虫刺され、擦り傷、アトピー性皮膚炎をかきこわしたところなどに、化膿菌がついて起きる炎症です。かゆみが強く、かくと「飛び火」のように水疱が広がります。
●治療
軟膏と抗生物質の飲み薬を処方してもらいます。
ステロイド剤は症状を悪化させるので、使わないようにします。
1日最低1回は、殺菌効果の高い石けんでかさぶたや水疱を取り除くように洗い、よく乾かしてから軟膏をぬります。
タオルは家族と別にします。
最初に症状のない部分を拭いて、後から、擦らないように水疱やかさぶたの部分を拭きます。
酷い部分はタオルでなくティッシュで押さえるようにするのがいいかもしれません。
手の爪は短く切って清潔にしておくことも大切です。必要に応じ、ガーゼを貼ったりして気を付けます。
治ったようにみえても、抗生物質の飲み薬は勝手に止めてしまわず、必ず受診するようにします。
◇我が家の場合◇
手当をする親御さんにもうつる可能性がありますので、十分な注意が必要です。
娘はアトピー性皮膚炎なので、3歳から6歳頃までよくこのとびひにもかかりました。
皮膚科の先生によっては、大人には絶対うつらないといわれる方もいらっしゃるようですが、私はうつりました。
顔がとびひで酷いことになり、眼球にまでとびひし、たいへんな思いをしました。
お子さんの治療をした手は必ずきれいに洗い、お子さんのとびひから汁が出ている部位は
、ガーゼや包帯をして他のものに接触しないよう十分な注意が必要です。