水疱をもったかゆい発疹が、頭や口の中、全身に出るのが特徴です。
水疱は黒っぽいかさぶたとなり、それがとれて治ります。
感染力が強いので、気付いたらすぐ受診します。
●原因
水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。
感染力が大変強い病気です。
原因患者と直接接触したり(接触感染)、水疱やせきや鼻水などのしぶきの中にいるウイルスが鼻やのどにはいること(飛沫感染)で感染します。
潜伏期間は10~20日(通常14日)です。
●症状
はじめに赤い小さな発疹が出て、全身にひろがります。
発疹は、赤い発疹→みずぶくれ→かさぶたとなって治ります。
かゆみが強く、ひっかくと化膿することがあります。
手の爪は短く切って清潔にしておくことも大切です。
38~39℃の発熱が1~3日間みられますが、微熱程度のこともあります。
ふつうは1~2週間程度で治りますが、まれに、脳炎などの合併症がみられることがあります。
●予防
治療症状が出て3日以内ならば、抗ウイルス剤の効果があるとされています。
また、かゆみを抑える飲み薬や塗り薬、化膿した場合は抗生物質を用いることもあります。
高熱が続いたり、発疹が化膿したときは、早めに受診します。
また 予防水痘ワクチンがあり、水痘患者との接触後3日以内に水痘ワクチンを接種すれば発病予防や症状の軽減ができるとされています。
◇我が家の場合◇
娘が水ぼうそうにかかったとき保育園で、親御さんにもうつるようなので気を付けてくださいという忠告を受けました。
そして約2週間後、すっかり娘も完治し、水ぼうそうのことなどすっかり忘れてしまっていた頃、主人の感染が発覚しました。
約30年前に予防接種を受けたとのことでしたが、効果が薄れてしまっていたのだと思います。
症状が酷く、高熱だったため受診してそのまま入院となりました。
部屋は個室に隔離され、主人そのものが病原菌扱いされました。
大人の大きな体、全身に水ぼうそうができるのは、気味の悪いものです。
1週間ほど入院し、無事完治しましたが、後遺症(?)として数年経った今でも、主人の顔には‘あばた’が残っています。