2007/12/08

てんかん

脳の神経細胞の過剰な活動によって、発作が反復的に起こる病気です。

多くが小児期に発症します。

脳に障害が見つからない特発性てんかんと、脳の障害による症候性てんかんがあります。
●原因

てんかん発作は発熱・睡眠不足・生理・ストレスなどで誘発されやすく、まれに光刺激や入浴などが誘因となって起こる場合もあります。

脳の神経細胞が何らかの原因で異常興奮するために起こり、怪我や炎症症状、腫瘍などで脳に障害が生じて起こるものや、遺伝的に脳の神経細胞が電気的興奮を起しやすい状態になって起こるものがあります。

●症状

熱性痙攣のように強直間代発作がある。

急に子供の意識がしばらくなくなり動作が止まる。

体がピクンと動く。

子供の体の一部だけが痙攣する、などがあります。

●治療

脳波やCTなど、脳の検査をしていきますが、特有の脳波は必ずしも出るとは限りません。

子供のてんかんの多くは、抗けいれん剤で発作を抑えられる良性てんかんです。

子供の脳が成熟して自然に起さなくなるまで薬で痙攣を抑える治療をします。